はじめてのトレイルランの持ち物、装備まとめ【保存版】

「トレイルランニングをはじめたいけど持ち物は何がある?」「何をそろえればいいかわからない」

と思ったことはないでしょうか。筆者もトレイルランをはじめて間もない頃は、何を持っていくのか悩みました。様々な山や大会を出場することで今では100マイルレースを完走できるようになりました。

山を走るトレイルランは安全に楽しむためにも必要な装備品を持っていく必要があります。今回の記事を見ることでトレランをする時の必要な持ち物がわかり、何をそろえれば良いかわかります。

ぜひ参考にしてみてください。

トレイルランニング初心者がそろえておくべき装備品まとめリスト

以下の必携品と推奨品をまずはそろえましょう。

○必携品(必ず持っておくもの)

  • スマホ
  • ザック(リュック)
  • レインウェア上
  • トレイルランニングシューズ(靴)
  • スマホアプリ、紙地図
  • コンパス
  • ヘッドライト
  • ファーストエイド
  • 吸水用システム(ボトル等)
  • 補給食

○推奨品(持っておくと便利なもの)

  • ウィンドシェル
  • グローブ
  • サングラス
  • キャップ
  • 日焼け止め
  • モバイルバッテリー

今回はトレイルランをはじめるにあたって最低限必要なものを中心にあげています。普段トレイルランをしていたり、大会などに出場している人は、こちらの「トレイルランニングの持ち物チェックリスト」も参考になると思います。

以下1つ1つの装備品について解説をしていきます。

トレイルランニングの持ち物~必携品~

トレイルランニングの持ち物~必携品~

トレイルランニングをはじめるにあたり、必ずそろえておく必要があるものを必携品といいます。山の中では、万が一のケガやトラブルがあった際に備えるためです。

山での事故は時に命に関わるので未然に事故を防ぐためにも必ず持っておきたい装備品について順に紹介します。

◯スマホ

地図(GPSアプリ)としての利用や緊急時の連絡にも使用します。GPS地図機能があるため、携帯電話ではなくあえてスマホとしています。その他コンパスやメモ、天気情報など様々な機能が備わっているスマホは今では山でも欠かせない装備品です。山で使用する際の注意点としては、防水、防滴性能やバッテリー切れの対策が必要になります。

◯ザック(リュック)

ザック

トレイルランに使用するザックは主に「ベスト型」と「リュック型」の2種類です。ベスト型は前部にポケットが設けられており、ザックを下ろさないで「よく使うもの、食べるものは前ポケット」というよう使用でき非常に便利です。

また、重心バランスも良いので、トレイルランニングはじめての人には、まずベスト型をおすすめします。

とはいえ、「トレイルラン以外に普段使いもしたいし、ちょっと見た目が気になる。」という人はリュック型を選んでも良いです。

容量は、日帰りの山行で防寒着が入る程度の大きさがいいです。「8~12L」サイズは汎用性が高くはじめの1着におすすめです。

筆者が最初に買ったザックはザノースフェイスのザックでした。

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次に購入したのがサロモンの12Lのバックパックでした。はトレランでも有名ですがバックパックと合わせてソフトフラスク2本が付いてきてくれるのも嬉しいポイントです。

トレイルラン時のザックを検討している方はこちらの記事をみるとわかりやすいです。

◯レインウェア上

レインウェア

山の天気、特に標高の高い山での天気は変わりやすいです。平地で天気が良くても山

の上では雨ということもあります。天気予報が完全に晴れマークでも常にレインウェア(上着)は必ず持っていきましょう。レインウェアは雨の時だけに使用するわけではなく、風が強いときや寒い場合でも防寒着として着用ができます。

また、余程使わないという確証がある場合以外はレインパンツも持っていくことを推奨します。

写真のとおり、筆者はレインウェアはコスパもよく、性能も間違いなく信頼性が高いモンベルのレンウェア各種を持っています。

◯トレイルランニングシューズ(靴)

トレイルランニングシューズ

トレイルランニングシューズと書きましたが結論、ランニングシューズや運動靴でもトレイルランをすることは可能です。

行く山にもよります実際にロードシューズで山に行く人もいますし、中にはサンダルで行く人も存在します。

ただ、これからトレランをはじめたいという初心者の人にはトレイルランニング専用のシューズをおすすめします。なぜならトレラン専用に作られたシューズなので安心、安定感が違うからです。

トレランでは、ロードランとは違い地面の路面状況が変化するのが特徴です。例えば、林道の砂利道やゴツゴツした岩場、粘土質の土道などです。そういった状況変化に対応するためには専用シューズが良いです。

トレイルランニングシューズに関しては、実際に自分で履いてみることがとても重要です。他人がおすすめするシューズは、必ずしも自分には合っているとは限らないので注意が必要です。実際のショップに足を運んでみて、様々なシューズを試し履きしてみましょう。

トレイルランニングシューズの選び方の詳細を知りたい方はこちらの記事で紹介しています。

◯スマホアプリ、紙地図

山地図

スマホがない時代は山へ行くときには必ず紙地図を見ていました。スマホの山地図アプリやGPS端末など、テクノロジーの発展によりスマホ上で地図と現在地を確認できる時代に変わりました。

最近の山へ入るトレイルランナーは山地図アプリをしっかり使えること方が重要度が増してきています。

紙地図はバックアップやしっかりと全体像を確認したい時に便利なので、そういった時に使用します。山を入る上で基本となる地図とコンパスを使えることは重要なスキルなのでしっかりと習得していきましょう。

◯コンパス

コンパス

コンパスは地図とセットで使用します。トレラン、登山で使用するコンパスの種類は次の3種類があります。

  • ベースプレートコンパス
  • コンパクトタイプコンパス
  • デジタル式コンパス

地図読みの基本としてまずは「ベースプレートコンパス」の購入をおすすめします。

サイズ的にも少しかさばる大きさではありますが、地図とセットで使用することで、正確な地図読みができます。

キーホルダーに付いていたり、腕時計やスマホにもコンパス機能を備えているものもあります。コンパスも持っているだけではダメで使い方を理解しておく必要があります。

◯ヘッドライト

ヘッドライト

日帰りでも山へ行く時はヘッドライト持参をしましょう。日中のみと思っていても「想定よりも時間がかかり、暗くなってしまった。」というのは山ではよくある事です。

ヘッドライト以外のライトでも可能ですが、ヘッドライトは手に持つ必要がなく頭を動かすことで光を当てたい方向に向けることができるので便利です。とはいえ、

「近所の裏山にちょっと行くだけでもライトいるの?」

と思うかもしれません。何回も行ったことがある場所で、1~3時間程度で絶対に戻ってくる自信がある場合に関しては持たないなど自分が経験してみて不要と思う場合は削ると良いです。

初めての山で、トレランもまだ慣れていないうちはヘッドライトをザックに入れておきましょう。電池の残量確認も忘れずに行ってください。

ライトに関して詳しく知りたい方はこちらの記事がわかりやすいです。

◯ファーストエイド

ファーストエイド

救急セットのことをファーストエイドと言います。山での不慮のケガや負傷に対応できるように、最低限の救急セットをそろえましょう。ここではこれだけは持っておきたいというファーストエイドを紹介します。

  • テーピング
  • 消毒液
  • カットバン大
  • カットバン小
  • ガーゼ
  • 胃薬
  • 痛み止め
  • つり止め
  • 安全ピン
  • ティッシュ
  • ブドウ糖
  • ゴム手袋
  • ポイズンリムーバー

一つ一つをそろえるのは大変なので、小さめのファーストエイドキットを購入して、足りないものをたすような形が簡単です。

◯ボトル、ソフトフラスク、ハイドレーション、ペットボトルなど

ボトル

トレランは起伏のある山を走るため激しく上下に揺れることも多いです。ボトルの水がバシャバシャしてしまう場合があり、慣れていない人はけっこう気になります。

なるべくバシャバシャしないように設計されたのが「ソフトフラスク」です。

飲み方は、甘噛みをしながら吸うと飲めます。最初は少し慣れが必要ですが、慣れると音も気にならなく快適です。

はじめての人はソフトフラスクをおすすめします。

「ボトルにこだわりはない。とりあえず安くはじめたい。」という人はペットボトルでも大丈夫です。

◯補給食

短時間の行動をのぞき、トレランの場合エネルギー補給が必要です。事前の計画で、「どれくらい時間がかかりそうか?距離はどれくらいで、エネルギー消費はどれくらいか?」を考えて補給食を持っていきます。

消費カロリー(kcal) = 時間(h) × 体重(kg) × 運動強度 × 1.05


例:体重60kgの人が1時間ランニングした場合
1(h)×60(kg)×8.0(メッツ)×1.05=504(kcal)

種類としては、ジェル、栄養補助食品(カロリーメイトやソイジョイなど)、おにぎり、パンなど「自分が山の上に持っていって食べてみたい」と思うものを持っていきましょう。

はじめのうちは持っていく量はどれくらいかわからない場合が多いと思います。

自分の感覚で「こんなにたくさんは食べないだろう」という程度を持っていき、下山後に消費した量を確認することで、大体の目安がわかってくるようになるので、何回か試してみましょう。

トレイルランニングの持ち物〜推奨品〜

トレイルランニングの持ち物〜推奨品〜

必ず必要というわけではないですがこれを持っていたら便利という推奨品を紹介します。人によって「これはいる、いらない」と変わってくると思いますので、自分に必要なギアを少しずつ見分けていきましょう。 

◯ウィンドシェル(場合によっては必携) 

ウィンドシェル

ウィンドシェルとは防風のための薄い上着です。山頂で一休みする時や風が強い時など、肌寒いと感じる時に重宝します。軽量でコンパクトなモデルが便利で、小さく折りたためてしまえるタイプ(パッカブルという)もパンツポケットに収納できるものもあります。 

◯グローブ 

グローブの種類

寒いときや雨の時などは防寒として必携品になります。トレイルでは木々や岩場、その他の障害物に触れる機会も多くあるので、手の保護機能も重要です。

グローブは色々な種類があります。防水タイプや撥水加工、滑り止め付き、フィンガーレスなど様々で厚さや素材によっても防寒性能が違ってきます。

グローブ選びはとても迷うのでまずは一双買って試してみると良いでしょう。

・機能、見た目もしっかりしたのがいい人:各アウトドアメーカーの良さそうなもの

・防水機能かつコスパ最強がいい人:テムレス 

・まずは安くすましたい人:軍手、100均の手袋

◯サングラス 

サングラス

サングラスは目の保護のために使用します。次の2種類のものから目を保護しています。

・飛び石や虫など直接目にあたるもの

・紫外線などの日光

トレイルランでは森林内の日陰の時にも視認性が高い明るいレンズがおすすめです。また標高が高い山(植生限界を越えた場所)では直射日光が強いため、サングラスがあると良いです。サングラスは「アイウェア」とも呼ばれており、ファッションとしての側面もあります。モチベーションを上げるアイテムの一つでもあり、オシャレな山用サングラスも登場してきています。 

◯キャップ 

キャップは頭の保護や日焼け止め、汗止めなどのために使用します。主な種類と特徴は次のようです。

  • キャップ型:ツバが短く、前向き、後ろ向きでもかぶれる
  • ハット型:頭上部全体を日光から保護できる
  • サンバイザー型:頭頂部が開いている。 通気性がよいため蒸れにくい、ヘアスタイルがくずれにくい
  • バンダナ型(BUFF型):多機能でしなやかな着用感

トレラン用のキャップの特徴はツバの部分が短く、トレイルでも目線の上部を見やすいように工夫がされています。ファッション的要素もあり、自分のお気に入りのキャップを見つけて欲しい。 

◯日焼け止め 

日焼け止め

トレランでは1日中、山の上にいるので、かなり焼けるので対策が必要です。 

日焼けの原因は紫外線B波(UVB)の影響が大きく、肌が赤く焼けることがあります。基本的にはUVカット効果が高く、耐水性に優れたもの(ウォータープルーフ)を選びましょう。 

◯笛(ファーストエイド) 

笛

笛は遭難した際の緊急時に使用したり、熊など野生生物への回避などに使用します。緊急時にすぐに慣らせるように口元に近い場所に設置しておきます。 

◯モバイルバッテリー 

バッテリー

スマホやその他電子機器の充電に使用します。山での使用は電波状況が悪い箇所もあり、急激にバッテリーを消費する場合があります。緊急時や、マップを確認したいときにスマホの充電が切れていた、、、となってしまうと非常に危険です。電子機器は便利ですが、バックアップも考えておく必要があります。

バッテリーも容量がそこそこあって、安いものでも大丈夫ですがジップロックなどの袋に入れて保管しましょう。予算に余裕がある人はアウトドア仕様で雨や汗に強いバッテリーも販売されています。

山での持ち物は自分なりにカスタマイズしていこう

今回トレイルランニングでの必携品、推奨品を紹介してきました。

山での持ち物は人によって様々です。自分に必要なものを見分ける、取捨選択することで、自身のスキルアップにもつながるので、

ぜひ装備品選びを楽しみつつトレイルランニングをしてみてはいかがでしょうか。

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走って47都道府県をめぐる旅「日本一周☆旅ラン」を実施&完走(2015-2016)。 サブスリー達成。トライアスロンアイアンマンレース完走。「走る」を通じて「自然」、「旅」、「人」、「走ること」のすばらしさや楽しさを伝える。