突然ですが、あなたはランニングの時にキャップ(帽子)をしていますか?ランニングはある程度の長い時間をかけて屋外で行う有酸素運動です。安全に快適に走るためにもキャップは有効です。キャップならどんなものでも良いわけではなく、ランニングキャップには、ランニングに特化した機能や仕様によって快適に走ることができます。今回はランニング用のキャップについての効果や種類、選び方などを紹介していきます。
目次
夏の暑いときや冬の寒いときにキャップは必須
夏の暑い日は当然ですが、春や秋の日でも紫外線が強かったりするのでランニングキャップをしましょう。頭部への直射日光を防ぐことで脳への急激な温度上昇を抑えることができ、熱中症対策や疲労軽減、紫外線カットなど様々な効果があります。一方冬の寒い時期には、頭を冷やさない保温効果が高いものを被ることで快適に走ることができるでしょう。
メリットとデメリット
ランニングキャップをすることでどんなメリットとデメリットがあるでしょうか。以下にあげてみます。
○メリット
・外傷予防(転倒したときなどの保護)
・汗が目に入らない、素早く汗を乾かしてくれる(通気性、吸汗速乾性)
・前髪を固定できる
・熱中症予防や疲労軽減
・UV・紫外線カット
・雨の日の視認性を良くする(撥水性のあるもの)
○デメリット
・汗による蒸れ
・視界が遮られる(特に目から上部)
・頭がかゆくなる
・重くなる、荷物が増える
帽子の種類
ランニングする際に、被る帽子の種類としては次のようなものがあります。
1 キャップ
一般的に、ランニングでイメージする帽子のタイプがキャップタイプです。ランニング仕様は被る深さが浅めに作られており、サングラスと併用して被りやすいようになっています。ツバの長さもそれぞれ異なり、ロードラン用はツバが長め、トレイルラン用は走行中に上部の枝や障害物がある可能性もあるため、ツバが短かく設計されたものが多くあります。また素材も固いタイプと、折り曲げ可能な柔らかいタイプがあります。
2 日差し避け付き
キャップに合わせて、首後ろ回りをカバーするタイプです。キャップは前面の日射しはキャップでカバーできますが、後ろはカバーされないため、直射日光を当たりやすくなります。首後ろあたりの直射日光を防ぐことで、長時間行動時の疲れ軽減などに効果があります。
3 サンバイザー
サンバイザーは、キャップのツバの部分だけがあるタイプで、ランニングやトライアスロン、テニス、ゴルフ選手などにもよく着用されているタイプです。着用することで太陽の眩しさを軽減し、紫外線防止や、汗の吸収に役立ちます。頭頂部はそのまま露出されますので、通気は抜群ですが直射日光はあたります。キャップは全体が覆われるから蒸れるし苦手なんだよなあという方にはサンバイザーを試してみてはどうでしょうか。
4 Buffタイプ
Buffは、継目の無い長い布を頭にかぶる多機能型ヘッドウェアです。帽子でも色々な被り方があり、ネックウォーマーやリストバンドにもなります。ヘッドバンドとして被ったり、ビーニー風に被ったりと頭を覆うことはできますが、ツバはないので顔面部には直射日光が当たることになります。サングラスと併用すると良いでしょう。また、うまく装着するのに少しコツがいったり工夫が必要だったりします。
5 ヘッドバンド
頭の額あたりのみをぐるっと巻くタイプです。前髪を固定したり、汗を止める機能のみに絞ったものです。ランニング中の頭からの汗が落ちてくるのは不快なので、その機能だけあれば良いという方はヘッドバンドがおすすめです。
6 ニット帽
ニットキャップやビーニー、ワッチキャップとも呼ばれたりします。冬の寒い時期のランニングに活躍するタイプです。
7 その他
夏の暑い日には麦わら帽子が一番いいと言って被る人もいますし、ファッション性や個性が現れたものを好む人もいますので、結局のところ自分がこれならOK!コスプレランニングを楽しむ人もいます。「これが最高にモチベーションが上がるんだ!」というものを被って試してみてはいかがでしょうか。
ランニングキャップの選び方
上記の種類の中から今回は、ランニングキャップの選び方について紹介します。
メッシュ素材で通気性が良いタイプ
通気性の良い、メッシュ生地で作られたキャップです。見た目からも通気性が良いのがわかりますが、汗を多くかく時期に汗を素早く外へ出してくれます。
雨の時は防水、撥水性のタイプ
雨などの悪天候時にもランニングをしたい場合には防水・撥水性の機能が付いたキャップを被ることで、外部(雨)からの濡れを防ぐことができます。一方で、内部からの汗などの通気性は劣ることになりますので暑い時期や好天時には向かないでしょう。
ツバが短いタイプ
トレイルランニング用に多く発売されているタイプです。ツバが短いことによりトレイル時の木の枝や障害物が見やすいように視認性を高くしています。ツバも固いものから曲がるしなやかなタイプなど色々あります。ツバの長短は帽子を被る際の見た目にも大きく左右されます。ツバを上にあげて、より視認性を高める被り方も最近のトレイルランナーに多くみられる被り方です。
携帯性を重視するならコンパクトに折りたためるタイプ
素材が柔らかく、自由自在に折り曲げれるタイプです。携帯性に優れるため、使わない時や出張、旅行時にも持ち運びに便利です。
帽子が似合わない?気に入ったキャップが中々ない場合は?
この悩み案外多いのではないでしょうか。筆者も「これだ!」というキャップに出会う機会が中々ないのが悩みだったりします。ランニングキャップは浅めの作りになっていることが多いです。人の頭・顔のかたちによって、似合う、似合わないは違ってきますし、また個人の判断によるところも大きいので、色々な帽子を試着してみてしっくりくるものを選ぶというのがいいでしょう。似合うかどうかの大きくは、デザインや色によるところが大きいので思い切って全く違うタイプのものを選んでみるといいかもしれません。以下に参考となりそうな方法を書いてみます。
- 登山用キャップを(深めにかぶれる) 登山 キャップで探す
- トレイルランニング用のキャップを探してみる(つばが短いものや、ないタイプも検討) トレイルランニング キャップ 探す
- 自転車用のキャップを探してみる ロードバイク キャップ 探す
- 帽子専門店で探してみる(日常用が多い場合は通気性などの機能に注意)
キャップのデザインや色は
頭にかぶるキャップは、特に目立ちます。自分の気に入ったブランドを使用するとモチベーションにもなるでしょう。色については、黒は太陽光を吸収しやすいので暑くなりやすいですが、紫外線防止効果が高いですし、白色などの薄い色は、暑くなりにくいですが、紫外線帽子効果は少なくなってしまうというメリットデメリットがあるので、そういった機能面で選ぶ材料にもなるでしょう。
メンテナンス
頭部はよく汗をかく部位なので、服と同様簡単に洗えるかどうかが重要です。固いツバがあるものは基本的に手洗いを推奨します。どうしても面倒だという場合は自己責任で「手洗いモード」「ドライモード」など一番弱い洗い方で洗いましょう。キャップも素材によって洗濯方法が異なりますので、洗濯表示を確認して行いましょう。
ランニングキャップ10ブランドを紹介
具体的にどんなランニングキャップがあるか紹介します。今回紹介するブランドは、普段筆者が日頃のランニングや大会、その他、ショップ、ネットなどで見たり、被ってみたりして「いいな」「かっこいいなあ」と思ったものを紹介しています。ぜひ覗いてみてください。
アシックス(asics)
ナイキ(NIKE)
ツータイムズユー(2XU)
ディナフィット(DYNAFIT)
ザノースフェイス(THE NORTH FACE)
サロモン(Salomon)
シエル(Ciele)
THY(Trail Hounted Youth)
マイルストーン(milestone)
エルドレッソ(ELDORESO)
まとめ
ランニングにはキャップを被ることで頭の保護、熱中症対策、紫外線防止などあらゆる効果があります。またファッション性も高いアイテムなので、自分のお気に入りのキャップを被って走ることで一歩先の走りを手に入れましょう。
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