三禅定トレイル ~ 日本三霊山 白山・立山・富士山の巡礼山旅~day3

2022年8月11日から14日にかけて日本三霊山である白山〜立山〜富士山を自らの脚で巡る山旅を決行しました。今回は残念ながら2禅定目となる立山(雄山)で撤退してしまいましたが、4日間211kmの白山〜立山の巡礼山旅の様子を書いていきます。今回は3日目です。

Day3のルート

小倉山~高落場山~閑乗寺公園~国道359~アルペン村(仮眠)

<day3 黄色部分>

ティコーン♪ティコーン♪

アラームの音で起き、固まった体をなんとか動かして起き上がる。

2:35に行動開始。この日は、道宗道を通って富山平野に入り立山方面へ向かう予定だ。

たいらスキー場へと一旦下りてロードを進む。

水場で良さそうなところがないかを探しながら進んでいると、前からヘッデンの灯りが、、、時刻は4時過ぎの早朝。

山登りの人かと思いきや、「おはよう!お疲れさま~」との声!

1日目応援に来てくれたゆたかさんだった。

朝からテンションが上がる!

IBUKIを見て、たいらスキー場あたりで行けるかなと思い来ていただけたそうだ。

「この先の駐車場に車をとめてるから、そこで補給していくといい」と天使の声をいただく。

カップ麺におにぎり、飲み物としっかりと補給をさせてもらった。まさに砂漠の中から突如現れたオアシスだった。

<突如として現れたオアシス>

<エネルギー充電満タン>

<夜明けとなった。ゆたかさん(真ん中)>

これからは道宗道本番の山セクションへと向かう。

ゆたかさん、お盆のお忙しい中、本当にありがとうございました!

一つ目の山の高落場山(たかおちばやま)を目指す。

虫たちも目覚めたのか、アブ、ブヨの大群たちが襲撃してくる。

止まると刺されるので、動き続け、振り払うように前に進んだ。

しばらく登り続け、高落場山に到着した。

<高落場山(1122m)>

道宗道は1000級の山々の連山でブナ林が美しい。

気持ちよく走れるセクションも多く快適なトレイルだ。

『五箇山・道宗道トレイルラン大会』もあるので興味ある方はぜひチェックをしてみて欲しい。

<兜ブナ>

<ぞうさんブナ>

振り返ると、白山が見える。あそこから来たのか~と2人で感慨に浸った。

<雪が残っている高い山。あそこから来たのかあああ>

<美しいブナ林を駆ける>

栃原峠の大杉までやってきた。なかなかの大木でパワーをもらった。

<栃原峠の大杉>

富山というとやはり、北アルプス(剱・立山連峰)に目がいきがちだが、この道宗道のように素晴らしいトレイルがある。まさに山が富の「富山」だ。

八乙女山を下りたところで唯一と言っていい給水ポイント。補給とリフレッシュをして、もう少しで下山口である閑乗寺公園だ。

<水が冷たくて美味い>

閑乗寺公園では、妻と息子、山岳会の中切さん、ウルトラ練でご一緒した近藤さんが応援に来てくれていた。

<左から中切さん、大石さん、いっちー、近藤さん>

<息子はいただいたとうもろこしをむさぼり食べていた。気に入った様子。>

エイドもたくさん持ってきていただき、エネルギー充電も完了。本当嬉しかったです。ありがとうございました❗️

<展望が美しいところでしっかり休めた>

ここでは2時間もなんだかんだのんびりしてしまった。休息中に雨がかなり降っていたが、タイミングよく、雨が止んだところでリスタートする。

リスタートして、すぐにツッチーさんが、初日に続きサポートに来てくれた。本当にありがたい。

先に車を停めて、戻って走ってきてくれた。国道359号手前でエイドをしてくれた。

<ツッチーさんエイド再び!>

そのタイミングで雨が降りはじめる。

ザアーーザアーーザアーー!!

かなりのまとまった雨だった。近くの建物の軒先を少しだけおかりした。補給をしたらすぐに進もうと思っていたが、3040分すると強い雨雲が抜けるとのことで、一層のことここで休むのもありだという話になり、休むことに決まった。

大石さんは眠そうにしていたので、すぐに横になって寝ていた。

<すぐに休めるのも超ロングには必要なスキル>

僕は眠くなかったんのでツッチーさんとしばしラントークをしていた。

予報通り、雨雲が薄くなったところで、リスタート。ツッチーさんありがとうございました!!

国道359号に入り、仕事終わりの山ちゃんが応援に来てくれた。

山ちゃんは、今年のTJARの選考会を共にした同志だ。今回はお互い残念だったが、次回こそは2人でぜひアルプスの地を駆けれることを楽しみにしている。

<応援に来てくれた山ちゃん(真ん中)>

時刻は、夕方~夜に入り、今日は立山駅あたりまで行けれたらと思っていたが、難しそうなので「アルペン村」まで行くことに変更した。

<途中のコンビニで夜ごはん、食べたかったうどんをしっかり食べる>

再開して進んでいると、

「新聞みて、IBUKIを確認して家の近くを通るので応援しに来ました~がんばってください!」とご家族で応援に来てくれたり、

ウルトラ練でご一緒した、きどっちさんが家の近くでエイドしてくれたり

<夜遅くにエイドをしに待ってくれていた、きどっちさん(右)>

再度ゴールまで山ちゃんが併走しにきてくれたりと今日は出会いの多い1日に

富山の人の温かさに触れたセクションだった。本当に嬉しい。

ここまで一緒に走ってきた大石さんが、なんと足の古傷が痛みだしてしまいアルペン村7km手前のファミマで離脱することになった。

残念ですが、ここまで、しかもワラーチで走ってきたことには脱帽だし、自分よりすごいチャレンジをしているなと思う。ここまでご一緒できて嬉しかったです。本当にありがとうございました!

<ここで、大石さんはリタイアを決めた>

さて、ここからは大石さんの分まで頑張らねば💪🏼

山ちゃんとトークしながら7kmを走り、アルペン村に0:59到着。

ここで、山ちゃんとリタイアした大石さんとお別れ。

夜遅くまでお付き合いありがとうございました❗️

<左から僕、山ちゃん、大石さん。深夜で山ちゃん以外は疲れた?様子?!>

妻のサポートカーが来てくれたので、山セクションに向けて補充、着替えを済ませた。

1.5h程仮眠をとって、明日はいよいよ立山へ登る。(day4 へつづく)

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ABOUTこの記事をかいた人

走って47都道府県をめぐる旅「日本一周☆旅ラン」を実施&完走(2015-2016)。 サブスリー達成。トライアスロンアイアンマンレース完走。「走る」を通じて「自然」、「旅」、「人」、「走ること」のすばらしさや楽しさを伝える。