2019年8月24日〜26日にかけて2泊3日で八ヶ岳約30kmを南から北に向かって縦走しました。 3日間ともに晴天で絶好の山日和でした✨今回は1日目、2日目、3日目と3回に分けて縦走の様子を書いています。今回は2日目です。
目次
1-1 2日目 赤岳頂上山荘の小屋泊で翌朝の朝日を迎える
朝4時30分に起床し、眠いながらも朝日を期待して続々と周りの登山者が起きて準備をはじめる。
日の出は4時55分の予定。外に出てみると空は薄っすらと明るくなりはじめていた。
徐々に明るくなり、眼下には雲海が広がっているものの朝日はいっこうに上がって来なかった。
結局残念ながら朝日を見ることはできなかったがこれはこれでとても美しかった。
その後朝食をとり、準備をして6時30頃に小屋を出発した。
1-2 赤岳から横岳・硫黄岳・夏沢峠を目指す
2日目の縦走開始です。2日目も引き続きの晴天。
赤岳山頂から進む縦走路の山々が仁王立ちで待ち構えています。
今日は白駒池のテントサイトを目指して進みます。稜線を北へ進み、八ヶ岳第二の主峰である横岳を目指します。
まず一気に『赤岳天望荘』まで下ります。赤岳天望荘に到着です。
この日もいたるところで目の前に絶景のオンパレードです。
初日の赤岳へ登るような厳しい岩場はないものの、高度感があり、ハシゴや岩場を注意して登り下りを繰り返します。
横岳に到着しました。標高2830mです。
横岳に到着してから急に空模様が変わりガスが出て来ました。
横岳を制覇し、次は硫黄岳へ向かいます。
下っていった鞍部に硫黄岳山荘があります。ここで一休みして、硫黄岳を目指します。
登る途中には、立派なケルンがいくつも立てられていました。
硫黄だけは赤岳や横岳に比べて山容がなだらかで優しい雰囲気を醸し出しています。
振り返ると、登ってきた赤岳・横岳が望めます。
硫黄岳山頂に到着。
山頂は、広々とした広場になっています。
北東方面は切り立った崖になっています。
さて、山頂到着したのもつかの間八ヶ岳のおへそである『夏沢峠』へ向かい進んで行きます。
下りる途中から夏沢峠の『山びこ荘』の青い屋根が見渡せます。
そして、そこら一帯が樹林帯で覆われているのがわかります。
その樹林帯を通りガラリと雰囲気が変わりました。
夏沢峠に到着です!
夏沢峠から南側が「南八ヶ岳」と言われるので南八ヶ岳を制覇しました〜。
ここから先はいわゆる北八ヶ岳へと突入します。
1-3 夏沢峠から根石岳・天狗岳・ニュウへ
ここからは根石岳、東天狗岳を目指して北へ進みます。
樹林帯を抜け、根石岳山荘を過ぎ根石岳に登頂です。
さらに東天狗岳へと向かいます。
東天狗岳を登る手前に「白砂」の真っ白な道を通り天狗岳へ、ほんと真っ白で太陽の反射が眩しいです。
東天狗岳へ登頂です。こちらも大パノラマ。
向こうに見えるのが西天狗岳。
今回は経路ではないので行かずに中山峠方面を目指します。
中山峠に到着です。
今日のゴール地点が白駒池にあるテントサイトです。
赤岳頂上山荘の店主に進むルートの話をしたら、「余裕があれば『ニュウ』は眺めが良くてオススメですよ!」と情報を聞いたので当初ルートと少し変更して『ニュウ』を目指して前へと進みます。
と思ったら突如山小屋が出現!!
どうやら道を間違えて黒百合ヒュッテに間違えてきてしまったようです。
中山峠から10分程度で小屋に着くので近い時点で気づくことができて良かったです。
中山峠まで引き返します。
さて、ニュウ方面へ進みます。しっかり標識をみて地図で地形を確認していれば間違えないのでしっかり確認しましょう。←自分に言い聞かせている
ニュウへ向かう途中の道も木々と緑の苔が幻想的で気持ちよく前へ進みます。
そして、ニュウに到着です。
この天望!雲と空がキレイです。
今日の宿泊地である白駒池も見ることができます。
景色と新鮮な空気に癒されました。
1-4 今日の宿泊地『白駒池』テント場へ。白駒池周辺は苔の聖地。
さて、あとは白駒池へ向けて下って行きます。
木道が現れて白駒池が見えました。
白駒池周辺は木道で道が整備されていて観光客が多く歩いていました。車の駐車場から徒歩15分とアクセスがしやすいのもこの場所の特徴のようです。
白駒池周辺は『苔』で有名らしく、なんと485種類の苔が生息しているそうです。485種類、到底数えられませんが、多様性に富んだ場所だというのがわかります。
木道をてくてくと歩き今日の目的地である『青苔荘(せいたいそう)』に15時前に到着です。
そのすぐ側にテント場があり青苔荘が受付となっています。
受付を済ませてテントを設置。テントは1張り900円です。木床に貼る場合は追加料金で+900円とのこと。
ここのテント場は雰囲気がとてもいい感じです。また、水場もすぐだし、トイレもキレイでなんと水洗!!です。
山に入るとトイレ問題って結構あるんですが、ここでは比較的ハードルが低い場所とも言えそうです。
これまで、トイレの話をしていなかったのですが山でのトイレは基本トイレがある場所で済ますのが常識です。トイレは多くが有料になっていて八ヶ岳の場合は1回100円という場合が多いようです。
下界なら、「トイレにお金払うの〜?!」と思う場合もあるかもしれませんが山では車が入れる整備された道があるわけではないので排泄されたし尿たちは溜まったらヘリコプターなどで運搬して処理施設に運ばれます。つまり大きな費用がかかるんですね。山で楽しませてもらっているので自然を守る意味でもトイレではしっかりと料金を払いましょう。
でも実際町で暮らしている時も家でのトイレも下水代がかかったり、汲み取り代がかかっているのであってなんだかんだお金ってかかっているんですよね。
そんなことにも気づかせてくれるのが山だな〜と感じます。
僕らは十分良さそうなスペースがあったので通常の土の上でテント設営です。
本日の寝床。
設営が完了して、しばし散策&まったりタイム。
白駒池です。
時間に余裕があったので山で山の本の読書も楽しみました〜山の中でコーヒーとともに山の本を読む。なんて贅沢なんだ〜と幸せをかみしめる。
さて、明日は最終日の3日目です。今日の夜に星空が見えるのを期待して一眠りします。
1-5 夜の星空を楽しむ
夜中に目が覚めたので空を見たら満点の星が見えたので服を着て外へ。
しばし星を眺める&撮影タイムを楽しみました!!
夜の星空を撮るのはほぼほぼ初だったのでうまい写真が撮れたか微妙ですが、夜の撮影も面白いですね〜。
3日目も良い日になることを願って、もうひと眠り。おやすみなさい。
3日目へ続く
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