2019年8月24日〜26日にかけて2泊3日で八ヶ岳約30kmを南から北に向かって縦走しました。 3日間ともに晴天で絶好の山日和でした✨今回は1日目、2日目、3日目と3回に分けて縦走の様子を書いて行きます。
目次
1-1 八ヶ岳とは
山梨県と長野県の両県に位置し南北30kmの山々の総称です。真ん中に位置する「夏沢峠」を境に南側を「南八ヶ岳」北側を「北八ヶ岳」と呼ばれています。
▲八ヶ岳について
1-2 2泊3日の縦走ルート
1日目ルート
観音平(登山口)~編笠山~権現岳~赤岳~赤岳頂上山荘(小屋泊)
2日目
赤岳頂上山荘~横岳~硫黄岳~夏沢峠~東天狗岳~中山峠~ニュウ~青苔荘キャンプ場(テント泊)
3日目
青苔荘キャンプ場〜麦草峠~茶臼山~雨池山~三ツ岳~北横岳~北八ヶ岳ロープウェイ山頂
1-3 装備について
テント類、3日間の食料を積んで約20kgでした。
1-4 登山口までのアクセス
今回の登山口である観音平までは東京から季節便として運行している夜行バスで向かいました。夏山シーズンは北アルプス、南アルプス、八ヶ岳などその他主要な山の登山口までバスが運行しているので関東方面からの登山者はアクセスの参考にしてください。事前予約が必要です。
▲まいたび 登山バス 毎日あるぺん号
2-1 1日目 観音平から編笠山を目指す
前日の夜23:00に東京の竹橋を夜行バスが出発。翌早朝4:00前に登山口「観音平」に到着です。
観音平は標高1560mですでにかなりの標高がある。直前の天気予報によると午前中までは雨予報だったので降りてからしばらくの間雨の中の山行を覚悟したが、着いたらガスで真っ白に覆われているものの雨は降っていませんでした。
これは八ヶ岳に呼ばれている予感。ヘッドライトを点灯し、バックパックの準備や靴紐を締め、トレイを済ませて準備完了です。いよいよ八ヶ岳縦走の旅がスタート!
まずは、八ヶ岳の一番南方に位置する、『編笠山(あみがさやま)』2524mを目指します。
途中の押手川分岐に到着。
押手川分岐を編笠山へ直登するルートへ進む予定でしたが、道を間違えて青年小屋のルートに進んでいたようです。
しばらく進んでしまったので、青年小屋まで進み、そこからピストンで編笠山を往復するルートに変更し、青年小屋まできました。
青年小屋から編笠山へ向かうすぐには大きな岩がゴロゴロと積み重なるエリア。
進むルートが赤いペイントの目印でしてあるので、それを頼りに進んでいきます。
編笠山山頂へ到着
大パノラマです。遠くには富士山も見えました。
2-2 青年小屋から権現岳を目指す。
青年小屋へ戻り、権現岳を目指します。
岩場や鎖場もありゆっくりと登っていきます。
この山が権現岳と思っていた山はどうやら『西ギボシ』『東ギボシ』だったようです。
ここから主峰赤岳と八ヶ岳の山々がど〜んと見えました!大迫力!!
向こうに見えるのが権現岳。
手前には権現小屋がありました。
権現岳(2715m)に到着〜本日2座目の登頂です!
ここからの眺めも大パノラマでした!
2-3 今回最難関の20mの大ハシゴから赤岳ルートへ
ここから本日のメインディッシュである赤岳を目指します。
赤岳方面へ尾根を進んでいくとすぐに!出ました〜!!
ちょ〜〜長いハシゴ!です。こんな突如現れるの!!という感じでした。
長さは20mあるようで60段程あるようです。
このハシゴ、長さだけでなく、壁から距離が離れて設置されているので浮遊感がさらに増して、めちゃくちゃ怖いです。
僕は若干?!高所恐怖症なので、このハシゴかなり怖かったです(汗)
ハシゴを掴む手がついつい力が入ってしまいます。
ようやく下りてホッと一息。天気が良くて助かりました。これ雨降ってたら下りれないかも。
そこからしばらく気持ちい尾根を進みキレット小屋へ進みます。
この日は天気もよく至るところ絶景の連続でした。
キレット小屋に到着です。
キレット小屋には水場があるので補給をして小休止して赤岳を目指します。また、キレット小屋はテント泊も可能です。
さて、ここから赤岳まで急峻な尾根を一気に登っていきます。
ハシゴがあったり、
この急勾配!鎖も時よりガイドにしながら登ります。
岩場ももろく、少し気を抜くと崩れそうな道なので、最新の注意をしながらゆっくりと登ります。
必死に登っている時にふと振り返れば、今まで登ってきた道と遠くに南アルプス、富士山が見えて感動!
真教寺尾根の分岐まで上がってきました。
休憩をはさんで。
赤岳山頂まであと少し。
文三郎尾根との分岐。山頂はもうすぐです!!
『赤岳』(2899m)に登頂しました!!
山頂には祠があります。
赤岳からは360°の大パノラマが見ることができました〜ほんと天気に恵まれました。
2-4 赤岳頂上山荘に小屋泊
すぐ向こうには今日の泊まる山小屋『赤岳頂上山荘』です。
当初は行者小屋まで下りてテント泊をしようと考えていましたが、翌朝の赤岳からの朝日を見たい!と思い小屋泊に変更しました。赤岳頂上山荘は小屋泊のみでテント泊はできません。
中は清潔感があり、心地よい空間でした。
小屋内にはネパール音楽やジャズなど小屋のオーナーのセンスが感じられる曲が流れていました。そして窓からも眺めは絶景。富士山も見えます。
僕らは素泊まりのので2階に自炊スペースがありそこで食事をとることができます。自炊用の水(天水)は無料で貰うことができます。(煮沸消毒が必要)
飲み水は有料販売(500ml 400円)しています。
自炊スペースで川崎から来ている登山者と隣同士になり山の話や山ごはんについての話ました〜これも山ならではの交流で楽しいひと時です。
夕方からは雲に覆われてしまい何も見えなくなってしまいました。
20時に消灯。山小屋の消灯は早いです。
明日の朝日を見れることを願い今日の寝床に付きました。
2日目の縦走に続きます!
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