こんにちは!日本一周を走った旅ランナーいっちーです。
山道などの不整地を走るスポーツ、トレイルランニング。最近ではマラソンブームや山ブームもあって徐々に浸透し、人気のスポーツになってきています。
そのトレイルランニングで欠かせないアイテムのひとつがトレイルランニングシューズです。とは言っても、
「シューズが重要なのはわかるけど、ランニングシューズじゃダメなの?」
「走れればどのシューズでもいいんじゃないの?」
「トレイルランニング用のシューズを選ぶときに何を基準に選べばいいんだろう?」
などの疑問があるのではないでしょうか。そういう筆者も山登りやマラソン・ランニングは大学時代からはじめて10年以上経過していますが、トレイルランニングの経験は浅く、トレーニングでたまに近くの里山を走る程度でした。
まさにこれから主要な大会にも参加しようと思っており、ゆくゆくはウルトラトレイルレースのUTMFやUTMB*にも参加したいと意気込んでいます。
そんな初心者でもある筆者ですが、その初心者だからこそ抱く疑問や不安があると思います。
そして、今回テーマでもあるトレイルランニングシューズについても自分が購入する際に「どういう基準で選べばいいんだろう」という疑問が生じたので、調べたことや10年のランニング経験で学んだことをお伝えしていきます。
そういった初心者目線を大切にして、日々学びを重ね、皆さまに役立つ情報を提供していきます。これを読めば、どんなトレイルランニングシューズを選べばいいかがはっきりわかるのでぜひ参考にしてください。
*UTMF:「ウルトラ・トレイル・マウント・フジ」の頭文字をとってUTMF。富士山の周辺を一周する全長約160km(100マイル)レース。終夜を通して野山を走るトレイルランニングレース。
*UTMB:「ウルトラ・トレイル・デュ・モンブラン」の頭文字をとってUTMB。フランスの東南部にあるシャモニーを起点に、ヨーロッパアルプスの最高峰モンブラン周りを走り、フランス、スイス、イタリアの山岳地帯を駆け抜けるトレイルランニングレース。
*以下「トレイルランニング」を「トレイルラン」、「トレイルランニングシューズ」を「トレランシューズ」と表記する。
目次
1 トレイルランニングシューズを知る
1ー1 トレランシューズの参考書を読みあさる
先に述べたように、筆者はトレイルランニング初心者ですので、参考になる様々な本や雑誌を読みました。今回参考にした、本や雑誌は、末尾に記載しています。
1ー2 トレイルランとランニング・マラソンの違い
トレイルランとランニング・マラソンの違いを簡単に言えば、
トレイルラン・・・舗装されていない道(芝生や土、岩場など)を走る
ランニング・マラソン・・・舗装された道を走る
となります。ランニングやマラソンは家や車など人が多く通る舗装路を走るので、気軽にいつでも走れるのが特長です。
一方、トレイルランは山などの自然の中を走るので、それ相応の準備や装備が必要です。
もちろん基本的にお店や自販機もありませんので、山道へ入っている時間はどれくらいか、水分や食料がどれくらい必要か、などの計画も必要ですし、山の気候は変わりやすいので、雨が降ってきた時や気温が低くなってきたときの備えも必要です。
またケガや故障した際、道に迷ったときの対処の方法なども学んでおく必要があります。
トレイルランは自然が相手なので、そういった知識や準備をする必要がありますが、その反面、自然の中を走るという爽快感やダイナミックさは他では味わえないものです。
トレイルランと聞くと、常に走らなけらばいけない過酷なスポーツとイメージする人もいるかもしれませんが、そうではありません。
登りは歩いて、緩やかな下りでは自分の心地よいペースで駆け下りるのもトレイルランです。マラソンで、目標タイムに向かって一生懸命走る人もいれば、自分のペースで楽しんで走る人もいます。
それと同じように、トレイルランも楽しみ方は人それぞれです。自分なりの楽しみ方を模索していきましょう。
1ー3 トレイルランと登山(ハイキング)の違い
トレイルランニングは欧米を中心に人気のあるアウトドアスポーツで、昨今では、日本でもプロトレイルランナーが登場し、メディアにも取りあげられるなど、人気の出てきているアウトドアスポーツです。
また、日本でも山を走ることは、「山岳マラソン」や「山岳耐久レース」「ランニング登山」などの愛称で一部の愛好家に親しまれていました。
富士山を駆け登る「富士登山競走」は、戦後間もなくに開催された歴史あるレースです。
一方で、トレイルランの問題点も昨今では騒がれています。
狭い山道をトレイルランナーが「すごいスピードで登山者の横を通り抜けるので恐怖感を感じる」といった声や、「山道の植物や道自体に対して、著しいダメージを与えてしまう」といった懸念もあがっています。
だからといって、トレイルランが悪い、ダメだ。という話しではなく、登山やトレイルランにしても、山という自然の中で行うアクティビティです。
その自然への配慮はもちろんですが、登山者へも気遣いをするなど、お互いが気持ち良く利用できるように心がける必要があります。
具体的には、
- すれ違う際にひと言声をかけてから追い抜く
- 人とすれ違う際にはスピードを落とす、時には止まる
- 出会った人にあいさつをする
といった些細なコミュニケーションをすることでお互いが山を楽しむことができるでしょう。
また、山では安全が第一です。安全を大前提に置いた、トレイルランや登山を心ががければ、今の問題点も解決の方向へと進むでしょう。
1ー4 トレイルランシューズとランニングシューズの違いと重要性
トレイルランをはじめる際には、専用のトレランシューズで走ることをおすすめします。
なぜなら、舗装された道を走るために作られたランニングシューズと未舗装の道を走るために作られたトレランシューズは備えられている機能が異なってくるからです。トレイルランの専用のシューズは、
- 縦方向の動きだけでなく、横移動にも対応した設計
- アウトソールが凹凸しており、不整地を走るために対応したグリップ力(滑りにくさ)をもつ
- ミッドソールが厚く、岩場などの突起物に乗っても痛くないクッション性
- アッパー(つま先や靴の側面部)に障害物がぶつかっても痛くない剛性
などの機能を備えています。見た目は、ランニングシューズよりもゴツくしっかりしていて、比較的重いシューズが多くそろえられています。
登山靴とランニングシューズのいいとこ取りをしたのがトレイルランシューズと言えます。
2 最適なトレイルランシューズを選ぶ7つの基準
自分に合ったトレランシューズをどのような基準で選べばいいのかを7つの基準から紹介していきます。
2ー1 トレランシューズは履き心地が最重要。何足か試し履きをして選ぶ
トレランシューズに大事なのがフィッティング感です。これは、ランニングシューズにも共通して言えます。
実際に試し履きをしてみて、靴紐をしっかり縛ったときにシューズに包まれている感じがあるかがとても大切です。そして実際に歩いたり、走ったりしてみて、
- 指先やかかとが当たらないか
- ぶかぶか過ぎないか
- 違和感はないか
- 安定感はあるか
をチェックします。この試着した時の感覚がとても大切です。
2ー2 グリップ力で選ぶ
アウトソールは地面と唯一設置する部分です。岩場や土道などの不整地を走るトレイルランでは、アウトソールが凸凹しているのが特長です。
この凸凹している凸の部分をラグと呼びますが、このラグが高ければマッドな路面に向いている。ラグが低ければロード向きの仕様になっています。
2ー3 クッション性で選ぶ
ランニングシューズに比べて、ソールが厚く、クッション性も高いのがトレランシューズの特長です。程よい硬さで岩や木の枝などを踏んだ際にも反発して足を保護してくれます。
トレランシューズにも厚底タイプから、ダイレクトに反発を受ける薄底タイプまであります。厚底タイプは、長距離向け、薄底タイプはスピードを重視したレース向けにつくられています。
2ー4 剛性(ねじれ)で選ぶ
シューズの剛性(ねじれ)で選ぶのも一つの基準になります。ランニングシューズと比べ、上下左右あらゆる方向から力がかかるため、その力に負けない剛性を備えています。
この剛性は足を保護するために必要な機能です。シューズをねじってみるとその硬さが違うのが明らかです。判断基準としては、
剛性が高いシューズ ⇨ 体重が重い人
剛性が低いシューズ ⇨ 体重が軽い人
が合う場合が多いようです。自分にあった硬さのシューズを見つけてください。
2ー5 「おすすめ」「人気」で選ばない
大型スポーツショップにいくと良く見られるのが「おすすめ」や「人気」という表記です。
おすすめや人気のあるモデルは多くのトレイルランナーに指示を受けているということなので、一つの判断材料になりますが、それだけでは、絶対に選ばないでください。人気のモデルが自分の足に合うとは限らないからです。
デザインが気に入ったとしても、必ず試し履きをしてみて自分の足に合うかを確認しましょう。
2ー6 サイズはつま先が1.5cm程余裕があるものを選ぶ
サイズは、1.5cm程余裕があるシューズを選びましょう。ロードを走るランニングと比べて、トレイルランは下りの場面も多くあります。
その際に先端部分が大きく曲がるのでロードよりも気持ち余裕があるシューズがいいです(ロードは1cmて程度が目安)。
とは言っても、ぶかぶかして動いてしまうのは靴ズレやケガの原因になりますのでしっかりとフィッティングも確認しましょう。
2ー7 走力や走行距離、走行環境にあわせたシューズを選ぶ
想定している走行距離やトレイルの環境によって様々なモデルがあります。ここでは、大きく分けた、4つのタイプをご紹介します。
① ロングモデル
出典:montrail
ミッドソールが厚く、100km以上のロングレースにも対応できる剛性、安定性をもっています。
② オーソドックスモデル
出典:SALOMON
トレイルラン全般に使えるように設定されているモデルです。適度な剛性と走行性を備えあらゆるトレイルランの場面で対応できるようになっています。
各メーカーのフラッグシップモデルとしてや多くのモデルが、このタイプのシューズをそろえています。
③ レーシング モデル
軽さとコンパクトさを兼ね備えたモデルです。機能は最少限にし、ここぞという時のレースやスピードを出したい場面で威力を発揮します。
最小限のプロテクション性能やサポート性能はあるものの、最小限となっているので、足が慣れていないはじめたての人は注意が必要です。
④ 防水モデル
出典:Amazon
ゴアテックスなどの防水素材を靴の内側に使用することで、水の侵入を防ぎます。また、水だけでなく風も通しにくいので、風が強い場所を走る際にも防寒の役目を果たします。
雪上を走るときや、少々の雨のときに活躍します。大雨や、靴全体が入ってしまう川や水たまりを渡る際には、履き口から入った水が抜けないので逆効果になるので注意が必要です。
3 トレイルランシューズのまめ知識【知って得する!】
トレイルランナーとして、本・雑誌やサイトを見る際に出てくる専門用語や知っていてお得な知識を紹介します。
3ー1 トレイルランシューズの構造
シューズの構造や名称を把握していると、本・雑誌などで出てくる用語の意味がわかったり、実際に購入する際に聞いたり、説明を受ける際にとても有効です。ここで必要なパーツの名称を覚えましょう。
① トウガード
つま先部分のことを『トウガード』と言います。先端部分を石や枝などの障害物から守ってくれるように硬い素材が使われています。
② ミッドソール
ソールは、『アウトソール』と『ミッドソール』と『インソール』の3つからなります。その中間部が『ミッドソール』で、地面への着地の際に衝撃を吸収してくれます。
また岩や木の枝などの硬いものを踏んだ際にも大丈夫なように適度な硬さ(クッション性能)を持っています。
③ ヒールカウンター
かかとの下部にあるプラスチック系の硬い部位を『ヒールカウンター』と言います。外見で露出している場合と中に埋め込まれている場合があります。(写真は埋め込んでいるタイプ)
トレイルランは、傾斜した不安定な道を進むことが多いので、その分靴にかかる荷重も大きくなるので、それを安定させる役目があります。
④ アッパー
かかとの上部をアッパーと言います。甲の周辺をおおい、安定感を生み出しています。トレイルランでは、アッパーの丈夫さを重視しており、斜面を力強くけるためにも重要な役目を担います。
⑤ シューレース
靴ひものことをシューレースと言います。個人的には靴ひもと呼べばいいと思います。激しい環境下を走るトレイルランなので、耐久性を備えたひもになっています。
⑥ インソール
靴の中に入っており、着脱することができ、洗うこともできます。別売りの高機能なインソールに替えることも可能です。
⑦ アウトソール
地面と靴の接地する部分を『アウトソール』と言います。ゴム素材によってできており、ゴム素材の配合によって摩擦力や粘着性、耐久性が決まります。
不整地を走るためにグリップ力を上げるため、凸凹のラグがついています。
⑧ ラグ
アウトソールの凸凹部分の凸部をラグと言います。不整地を走るためトレイルランでは、グリップ力を高める役目があります。
このラグが高ければ、ぬかるんだ道にも対応し、ラグが低ければ、ロード向けとなります。
⑨ ドロップ寸
ほとんどのシューズが、かかとからつま先までに傾斜が付けられています。そのかかとの高さとつま先の高さの差をドロップ寸と言います。ドロップ寸が高いとミッドソールが厚くクッション性が高くなります。
今では、『ナチュラルラン』『ベアフットラン(裸足)』といったドロップ寸がない状態で走るのが良いという考えもあり、ドロップ寸がないシューズも発売されています。
3ー2 トレランシューズの手入れ
トレイルランは、ロードに比べてもシューズが汚れやすいです。走った際に砂や小さな砂利がシューズの中に入っている可能性があるので走行後はインソールを外しましょう。
砂利が中に入ったままだと、シューズを痛めてしまいます。また、通気も良くなり乾くのも早くなります。
基本的にメンテナンスフリーですが、汚れがひどい場合は、ブラシや不要になった歯ブラシを使ってぬるま湯で洗います。
洗ったあとは、直射日光を避けて風通しのよい場所で立てかけて干しておきましょう。直射日光に当ててしまうと、ゴム素材のソールの劣化が早くなってしまうので注意してください。
3ー3 トレランシューズの寿命
ロードに比べてトレイルランは厳しい道を走るため、シューズの劣化も激しくなります。
走る強度や個人の走り方にも変化していきますので、ここでシューズの寿命を見極める目を持ちましょう。以下の4つのサインがいずれかでも当てはまれば、替え時のサインです。
- 距離が500~800km走ったシューズ
- アウトソールが著しくすり減っている(中のインソールが見えてしまった)とき
- ミッドソールにシワが多く出てきたとき
- 大きくシューズに歪みが出てきたとき
4 トレイルランシューズを実店舗で購入が厳しい場合。ネットで買うノウハウ
4ー1 ネットで購入するメリットデメリット
ネットで購入する際に最もネックなのが試し履きができないことです。実際に履いてみて自分に合っているかを確認できない状態で購入するのはとてもリスクが高いです。
その他のデメリットとしては、
- 到着までに時間がかかる
- 色やデザインなどがイメージしたものと違っていた
- ものによっては返品ができない
- アドバイスを聞けない
- シューズ以外のトレラン情報などを知ることができない
- 共通の趣味を持った人との交流の可能性がない
などがあります。また一方でメリットは、
- 安く買える
- 家で気軽に買える
- 様々な商品を見比べて決めれる
などがあるでしょう。
そのため、はじめてのモデルをネットで購入する際には、返品保証がどうなっているのかを確認することが重要です。
4ー2 ネットで購入するなら保証が重要
ネット通販最大手のAmazonや山用品専門店の好日山荘のネットショップでは、返品保証がついてあり、返品が無料であったり、サイズ交換が1回まで無料などのサービスがあります。
ネット通販最大手のAmazonでは、「服&ファッション小物」および「シューズ&バッグ」ストアでは、Amazon.co.jp が発送する商品は送料も含めて30日間返品無料となります。
注意しなければいけないのは、Amazonのネット上にあるすべての商品ではないということです。つまり、Amazon自身が在庫を抱えてて販売している商品は30日間返品無料ということです。(Amazon以外の店が出店して販売している商品もある)
詳しい、返品・交換の条件は以下を参照してください。
アマゾンで購入する具体的な方法を知りたい場合は以下を参照してみてください。
出典:好日山荘
また、好日山荘のネットショップでは、会員登録されている人限定にサイズ交換を1回無料で行えるサービスがあります。
会員登録は無料で、ポイントがつくのでお得に買えます。同じモデルのサイズ変更のみなどの、いくつかの注意点がありますので購入する際にはサイトの注意事項に目を通しておきましょう。
品揃えでは、Amazonや楽天には及びませんが、気になっている商品があればこちらを利用するのもいいでしょう。
好日山荘サイズ交換サービスについて
⇒http://www.kojitusanso.com/shop/pages/boots_exchange.aspx
5 トレイルランシューズおすすめメーカー9つを紹介
最近では、多くのメーカーがトレイルラン向けのシューズを発売しています。ここでは、各メーカーのトレイルランシューズの代表的なモデルを紹介します。
5ー1 ザ・ノース・フェイス
山用品を取り扱うアメリカのアウトドアブランドです。トレイルランシューズも多くのモデルのラインナップがあります。
ウルトラカーディアック
270g/片足の重さ(以下すべて同様)
重量を270gに抑えながらも、安定性やプロテクション性、走行性を備えた、オーソドックスモデルです。初心者にも安心して履ける一足です。
ウルトラMT
295g
岩場やぬかるんだ悪路でも安定した走行ができる一足です。クッション性を最低限にし軽量化されています。
ウルトラエンデュランス
ミドルからロングの距離向けのモデルです。長距離の走りにも安定性、プロテクション性、グリップ性を備えた一足です。
ウルトラトレイルスピード
270g
日本企画で設計されたモデルです。安定性とプロテクション性を備え、上級者だけでなく、初心者向けにも適した凡用性をもった一足です。
ウルトラレプルージョントレイル
240g
日本企画で設計されたシューズで、軽量性と安定性を備えたスピードモデルです。
プロトレイルランナー『鏑木毅』のモデルを受け継いだアスリートモデルです。
5ー2 サロモン
フランスのメーカーで、UTMBの舞台になる場所から近いアシヌーという地域に本社があります。アスリートと共同開発をした、『S-LAB』をもとに、一般ユーザーにも反映させた多くのラインナップがあります。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツにも強いアウトドアブランドです。
ウイングスプロ2
出典:SALOMON
335g/片足の重さ(以下すべて同様)
サロモンがはじめてトレイルラン用シューズを開発したモデルが『ウイングス』です。8年ぶりにバージョンアップされたのが『ウイングスプロ2』で、テクニカルな下りにも安定した走行性能を発揮します。ロングレースや初心者にもおすすめしたい一足です。
スピードクロスプロ
出典:SALOMON
325g
柔らかい地面を踏み込んで走る際に力を発揮します。
センスプロ2
出典:SALOMON
265g
トレイル、ロードともに自然な走りができるように設計されたモデルです。バランスを重視した一足です。
S-LABセンス5ウルトラソフトグラウンド
出典:SALOMON
260g
軽量性と、プロテクション性を兼ね備え、悪路にも安定したグリップ力を発揮するスピードにこだわったモデルです。
S-LABセンス5ウルトラ
出典:SALOMON
220g
最軽量モデル。究極のスピードにこだわったレーシングモデルです。
5ー3 コロンビアモントレイル(モントレイル)
出典:montrail
アメリカ発祥のメーカーで、1980年代アドベンチャーレース用のシューズを開発からはじまり、今では、多くのアウトドアに関わる用品をそろえています。
2017年2月より、ブランド名を『コロンビアモントレイル』に変更されました。シューズは基本的にトレイルラン専用で発売されています。
カルドラド
出典:montrail
310g/片足の重さ(以下すべて同様)
2016年のニューモデルとして、発売されました。フラッグシップモデルの「バハダ」と並び、新定番モデルとなっています。悪路の安定性を向上させ、初心者にもおすすめのオーソドックスモデルです。
バハダⅡ
出典:montrail
320g
定番の「バハダ」の良さを残しリニューアルされた「バハダⅡ」です。足を包み込むフィット感を向上させています。プロテクションとフレックス性を両立させたオーソドックスモデルです。
マウンテンマゾヒストⅢ
出典:montrail
366g
サポート力を重視し、安定性、プロテクション性を最重視した一足です。
トランスアルプス
出典:montrail
355g
ヨーロッパアルプス最高峰のモンブランの周囲を走るウルトラトレイルレースUTMB。不安定な本格的な山道を走破するために設計されたマウンテンランニングシューズ。ロングレース・ロング走に対応した一足です。
フリューイッドフレックスF.K.T
出典:montrail
264g
重さからしても明らかで、スピードを重視した一足です。軽量化に最低限のサポート性能を備えています。
5ー4 スポルティバ
出典:LA SPORTIVA
イタリアのメーカー。登山靴から派生したトレイルランシューズなので、安定感で定評があります。
ブシドー
出典:LA SPORTIVA
305g/片足の重さ(以下すべて同様)
スピード重視のレーシングモデルです。
ミュータント
出典:LA SPORTIVA
320g
ロングの距離からミドルまで、様々なシーンで利用できるオーソドックスモデルです。
ウルトララプター
出典:LA SPORTIVA
350g
ロングディスタンスに必要な、クッション性とプロテクション性を兼ね備えた一足です。
アカシャ
出典:LA SPORTIVA
330g
クッション性に優れ、ロングディスタンスに適しています。不安定な路面に強く操作性に優れています。
ヘリオス2.0
出典:LA SPORTIVA
230g
トレーニングから険しい山道にも活躍する一足です。
5ー5 アルトラ
出典:ALTRA
「自然な走り方」をコンセプトにシューズ開発を行っているアメリカ発のメーカーです。すべてのシューズがゼロドロップ*になっています。
ローンピーク3.0
出典:ALTRA
276g/片足の重さ(以下すべて同様)
アルトラの定番でオーソドックスモデルです。安定性とサポート性を備えた一足です。
オリンパス2.0
出典:ALTRA
346g
ロングディスタンに最適なモデルです。最高のクッション性とプロテクション性で長距離の足を支えます。
スペリオール2.0
出典:ALTRA
247g
ショートやミドル向けのスピード重視のレーシングモデルです。ロードにも適用する凡用性を持っています。
5ー6 ホカ オネオネ
出典:HOKA ONE ONE
2009年に立ち上がったフランスメーカーです。厚底系シューズが特徴で、日本でも徐々に浸透してきているブランドです。
チャレンジャーATR2
出典:Amazon
270g/片足の重さ(以下すべて同様)
見た目とは違い、軽さを備えています。ミッドソールの厚さからみても優れたクション性で走ることができます。
5ー7 アシックス
出典:asics
言わずとしれた日本スポーツメーカーです。ロードからトレイルランへも参入しています。
ゲルフジ アタック5
出典:Amazon
305g/片足の重さ(以下すべて同様)
ロードからトレイルランをはじめるといった人にも、違和感なく履けるという声が多いようです。ミドルからロングディスタンスにも対応したモデルで、安定性とプロテクション性をもった一足です。
5ー8 ブルックス
出典:BROOKS
アメリカのメーカーで、ロードのランニングシューズを多数そろえています。伝説のウルトラランナー『スコット・ジュレク』と共同開発をしたシューズがラインナップされています。
カスケディア12
出典:BROOKS
360g/片足の重さ(以下すべて同様)
初心者から、ロングディスタンスまで対応したオーソドックスモデルです。ブルックスのフラッグシップモデルです。
カルデラ
出典:BROOKS
280g
ブルックスの中で最大のクッション性をもち、高いサポート機能を持っています。
5ー9 イノヴェイト
出典:INOV8
イギリス発のメーカー。ドロップが少ない、ナチュラルランニング向けのものが多いです。
テラクロウ250
出典:Amazon
240g/片足の重さ(以下すべて同様)
オールラウンドに対応したモデルです。マッドな道に強く威力を発揮します。
まとめ
いかがだったでしょうか。トレイルランにしてもランニングにしてもシューズ選びには、最も時間・お金共に投資して良いアイテムです。
快適に、楽しく走るためにもあなたに最適なトレイルランニングシューズを見つけてください。そのきっかけにこの記事が少しでも役に立てば幸いです。
参考文献
『トレイルランニング』鏑木毅 著(エイ出版)
『トレイルランニング』小川壮太 著、江崎善晴 画(山と渓谷社)
『TRAIL RUN 2016 vol.4』(山と渓谷社)
『TRAIL RUN 2016 vol.5』(山と渓谷社)
『TRAIL RUN 2016/2017 vol.6』(山と渓谷社)
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